2016年12月28日水曜日

油断は禁物・・・小麦アレルギー発症時のこと

今日は我が子が小麦アレルギーを発症したときのことを書こうと思います。



ほんの一例ですが、どなたかの参考になればと思います。




一歳二か月の時でした。



その頃は日本アレルギー学会のホームページで探した、

とある専門医を受診していました。



ちなみに、食物アレルギーの治療は、
以前はアレルゲンを除去するという対処方法だったようですが、

現在は少しずつ食べることにより身体を慣れさせていくという治療方法が主流だそうです。

そして本当にダメなものだけを除去するそうです。

本当にダメなものとは、極微量でも症状が出てしまうようなものです。



食物アレルギーの血液検査で陽性でも、
実際に食べても症状が出ないものもあります。

また、少量なら食べられるものもあります。

このような食品は少量から食べ始め、徐々に量を増やしていきます。



この先生も少しずつ食べさせるという治療方法でした。

ただ、残念ながら指導が大雑把すぎて…



「どんどん食べさせてください」

とおっしゃるものの、

実際にどのように増やしていくのか?

に関しては指導なし…



聞いても、答えは曖昧…



なのでほとんど自己判断で、
先ずは小麦、牛乳、大豆などの食材を与えていました。



そして小麦粉に関してはウドンを5ミリから始めて、毎日5ミリづつ増やしていました。



毎日です。



毎日増やしていき、5ミリが5センチまでいきました。



ベイビーはアレルギー反応を起こしませんでした。



そこで、小麦は血液検査で陽性でしたが、もしかして大丈夫なのでは??

と思い始めていました。



そして茹でて冷凍しておいたウドンが無くなってしまい、

新しく茹でるまでに2週間ほど空いてしまいました。



2週間後に再開し、5センチあげました。

前回5センチまで増やして大丈夫でしたので、
この量までは大丈夫なものと思っていたからです。



知らないって怖いです…



バナナの時と比べると症状が出るまで少し時間がかかりました。

1時間くらいだったと思います。



バナナの時と同じような蚊に刺されたような跡が腕に出ました。

先ずは一箇所。

あれ?と思い、様子見。



徐々に広がってきて、しかもグッタリしてきたので

慌てて以前近所の小児科(バナナの時に行った病院)でもらっていたザジテンドライシロップというアレルギーの薬を飲ませました。

そして同病院にタクシーで行きました。



指導してもらっていたアレルギー専門医の病院まではタクシーで20分以上かかります。

その間に重症になってきたら怖いなと思ったので、

取り敢えず5分で着く所に駆け込みました。



病院に着くまでにどんどん症状が広がり、

瞼まで腫れてしまい顔が変わってしまいました。



とっても哀れな感じでした…



小児科では身体を温めない方が良いとのことで、下着1枚だけにされました。

血行が良くならない方がいいそうです。

泣くと体温が上がるので泣かさないようにとのことでした。



そして飲み薬でステロイド剤を処方され、
それ以外は特に処置はなしでした。

あとは自然に治るでしょうとのことでした。



取り敢えず駆け込んだものの、

これでもう本当に大丈夫なのかしら?

と不安が残りました。



やはりアレルギー専門医にも見せた方がより安心かなと思い、

指導してもらっていた専門医がいる病院に電話しました。

その専門医はほぼ毎日いらっしゃるし、その日もいらっしゃる曜日だったので。

でもタイミング悪くお昼時だった為に、
午後の診療が始まるまでは先生に連絡出来ないと言われてしまいました。



いやいや、症状が出てしまっていて急いでるのですが…

と申しても、午後の診療開始までお待ちくださいとのことでしたので諦めました。


そんなに待ってらんないし…

と、ちょっとイライラしてしまいました。



そこでたまたまですが、
翌日に初診の予約を入れていた、
他のアレルギー専門医の病院に電話してみました。



とても評判が良い先生だと教えてもらい、
一度受診してみようと思い予約を入れていたのです。



事情を話したら即受け入れてくださり、

病院に着いたらすぐに見てくださいました。


皮膚症状だけなので薬を飲んだのなら大丈夫でしょうとのことで、

やはり特に処置はありませんでした。


ただ、こっちの方がより早く症状が治まるであろうという、
ザイザルシロップという別の薬を処方してくださり、
調剤薬局でもらったらその場で飲んでくださいとのことでした。

そしてそれとは別に、また今回のようにアレルギー症状が出てしまった時用にアレジオンドライシロップという薬も処方してくださいました。

先の小児科で処方されたステロイド剤は今回は必要ないと思いますとのことでしたので飲みませんでした。


小麦アレルギーを発症してしまった原因は、
やはり私の与え方が悪かったそうです。

小麦の場合は毎日食べさせる量を増やしていくということはしないようですね…   

一週間ごとに増やしたり、それ以上の場合もあるようです。

このへんは食品によっても違うし、その子のアレルギー度合いにもよるようなので、

やはり専門医の指導の元に行わないと危険みたいです。


そして基本的には毎日、最低でも週に3回は食べさせないと身体が元に戻ってしまうそうです。

今回のように2週間も空いてしまったら、
また最初の5ミリからスタートし直しだそうです。


私のように2週間後にまた5センチもあげてしまったら発症して当然だそうです…



でも、そんなこと知りませんでしたので。

先に通っていた専門医は、こんなこと全く教えてくれませんでした。

こんな大事なことなのに何故言わないのだろう…

と不信感。 

ほんと、重症にならなくてよかったです。




取り敢えずしばらくはウドン5ミリをキープすることになりました。



ちなみに今回のように皮膚症状のみの場合は、処方してもらっている薬を飲んで様子見か、心配なら受診でよいそうです。

しかし咳が出始めたりゼーゼー言い出したり呼吸困難になったり、
嘔吐したり意識がなくなったりしたら即救急車だそうです。




初めて受診したこちらの先生ですが、
診察時もとても丁寧に接してくれ、
説明もちゃんとしてくださるし、
評判通りの良い先生でした。



真面目で勉強熱心なのかな? 
という印象を受けました。



なのでこれ以来、この先生に見てもらっています。



日帰りでの食物経口負荷試験もやってくださるので、

その後大豆、牛乳、小麦などをやってもらいました。

それに関してはまた今度書こうと思います。



全く自己判断で少しづつ食べさせていましたが、
やはり素人判断は危険ということがよくわかりました。


なので食物アレルギーになったら、

信頼できる専門医を探すことがまずは第一優先事項だなと思います。



日本アレルギー学会のHPから全国の専門医を探せます。

残念ながら全て良い先生とは限りません…

良い先生もイマイチな先生も入り混じって載っています。



良い先生に出会えるまで何件も回ったり、
いろんな人に良い先生がいないか聞いてみたりするといいかなと思います。















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