2016年12月26日月曜日

離乳食は慎重に進めるべきでした。食物アレルギー発覚の経緯

2015年3月、可愛い女の子が誕生しました。

その後、最後9ヶ月の頃に初めてバナナでアレルギー反応を起こしました。



小さじ一杯程度のほんの少量での発症でした。

幸い皮膚反応のみで大事には至りませんでしたが、それでもかなり可哀想な状態でした。



そんな我が子の食物アレルギー発覚までの経緯をさらっと書いておこうと思います。



なぜなら私自身がアトピーや花粉症も含め、アレルギーとはほぼ無縁でしたので、

離乳食を始めてからも食物アレルギーというものにあまり関心がなかったからです。



正直言って、自分たちには関係ない他人事といった感じでした。



もちろん食物アレルギーの子供がいることは知っていました。

ただ、知識はほとんどゼロでした。

知っていたのは、アレルギー反応を起こすことがあるから、初めてあげる食品は小さじ一杯からにすること。

くらいです。



実際に我が子のアレルギーが発覚してから、

他のママさんにアレルギーの話をするようになりました。

そうしたらかつての私の様に、食物アレルギーのことをよくわかっていない人は

沢山いることがわかりました。




やっぱりそんなもんなんですよね。

皆さん自分の子供がアレルギーになって初めて関心を持つのでしょう。




ということは、離乳食時期に危ない目に合う赤ちゃんは少なくないってことですよね。




今の時代は昔より食物アレルギーが増えているそうですし、

実際発症すると重度の場合は死に至る可能性がある非常に危険なもの…



なのでこれから離乳食を始める人に食物アレルギーのほんの一例でも知っていただくことは無駄ではないと思うからです。




以下、経緯です。



産後の経過は特に異常なし。

普通に退院しました。



1ヶ月検診の頃からお顔にポツポツと湿疹が出始めました。

検診のお医者様は乳児湿疹とおっしゃいました。

その後数か月経っても治まらず、定義上アトピーということに。
(2ヶ月以上よくならないと定義上アトピーだそうです)



そして皆同じことを言う、ステロイドを塗っては治り、やめると発症を繰り返すことになりました。

(現在は信頼できる専門医の下でアトピー治療中のため適切な指導を受けています。)




なぜアトピーのことを書くかと言いますと、

アトピーを発症した子はアレルギー体質のため、

食物アレルギーを発症する可能性が高いそうです。




ほとんど母乳で育て、生後8か月から離乳食を開始しました。

病院の指導は生後5,6ヶ月からですが、それより少し遅く始めました。



10倍粥から始め、最初は順調に食べていましたが、1週間くらいでパタンと食べなくなりました。



全く全く、お口を真一文字に結んじゃって、

スプーンを近づけるとお顔をプイ。

仕方なく中断しました。



2週間ほど経って再開しましたが、どうも進まずでした。



そこでお粥は美味しくないから食べない子も多く、バナナがオススメという話を聞きました。



ということで、ちょこっとあげてみました。



ちなみに、夜でした・・・




小さじ一杯程度食べました。

甘いから美味しかったのでしょう。

お粥とは反応が違い、もっと食べたそうでしたが

初めてあげるのでこれで止めました。



そしてこれが正解でした。




ベイビーは食べてすぐにその場で寝てしまいました。



その後15分くらいで下唇に1センチ程の腫れが出ました。



食物アレルギーの知識は皆無だったので最初は何だかわかりませんでした。



主人に「なんか唇腫れてない?これ、もとからだっけ?」



と聞きました。



主人は「本当だ!なんか腫れてるよね?何これ?」



私 「やっぱり腫れてるよね?何だろう?虫に刺されたかな?」



主人 「ねえ、何だろう??虫かもね。」



といっている間に、
目頭近くに蚊に刺されたような跡が出現。



「あれれ?何これ?やっぱり虫だよね?ダニかしら??」

と、まだ気づかず…




呼吸困難とかは無かったので、

こんな感じでスルーしてしまい、そのまま布団に連れて行きました。



朝までの間に頻繁に起きてぐずりました。



元々夜中によく起きるので、いつもよりちょっと多いかな?

それになんかぐずるな…



くらいで、これも特に異常とは思わずでした。




でも、朝、明るくなっておむつ交換するときにビックリ!




夜、目頭近くに出現した蚊に刺されたような跡が下半身に広がっていて赤くなっていました。



よく見たらお腹とかまで・・・



これでようやく、これ、バナナアレルギーじゃないの?

と気づきました。




遅すぎですね・・・可哀そうなことをしてしまいました。




主人がiPhoneでバナナアレルギーを検索。

同じような症状の写真が出てきました。




これで何度も起きてぐずったのね・・・



夜中にもおむつ交換したのですが、電気を付けなかったので気づきませんでした。

まさかこんな風になっていたなんて・・・




「ごめんね、気づかなくて・・・」

とベイビーに謝る。




でも、皮膚症状だけで幸いでした。

重症になると呼吸困難になったり、アナフィラキシーショックとか・・・

考えると恐ろしい。




ここで1つ教訓です。



「初めて食べさせる食材は、必ず平日の午前中に少量から試すこと」



要は病院が開いている間ってことですね。




これ、実は知っていました。




でも、まさか自分の子が食物アレルギーだなんて思いもしなかったので、

真剣に考えていませんでした。(反省)




少量という点は守ったのですがね。




午前中に近所の小児科を受診しました。



でもその頃までには症状もだいぶ良くなってきていました。

そのせいか小児科のお医者様はバナナアレルギーとは診断しませんでした。

現時点での症状だとアレルギー診断はできないとのことでした。



確かに蚊に刺されたような凹凸はもうほとんどなくなっていたのでね。


写真を撮っておいたので、それをお見せしましたが、
写真ではよくわからないとのことでした。



ちなみに、この先生のことではありませんが、

小児科の先生でもアレルギーを専門としている先生じゃないと、

アレルギーに詳しくないことがあるようです。



別にやぶ医者という意味ではありません。

要するに専門外なのですね。



お医者さんはご自分の専門外のことはよくわからない。

と思っておいたほうがいいのかもしれません。




なので食物アレルギーを発症した場合は同じ小児科の先生でも、

アレルギー専門医である小児科の先生を受診したほうが良さそうです。



ただ、ケースバイケースですけど。

初めて急にアレルギー症状が出たときは、
そんな専門医を探してる余裕などないことが多いでしょう。

そうしたらやはり近くの小児科に駆け込むしかなかったりしますよね。

専門医を探すのはその後でしょうかね。



ちなみに、変な咳が出始めたり呼吸困難とか意識ないとか、

そんな重症な時は速救急車ですよ!




その後、アレルギーの血液検査をしました。

結果は小麦、乳製品、卵白、大豆、ナッツなどの多品目に陽性でした。

勿論バナナもです。



何の知識もない私たち夫婦は結果を見て暗い気分になりました。

これじゃあ何も食べられないじゃない…
と。




食物アレルギーが発覚した経緯はこんな感じでした。

以後、関連の本を読んだり、専門医を受診したりしました。



現在は信頼できる専門医に出会えたので、

その先生の指導の下に少しづつ治療を進めています。

食物アレルギーになってしまったら、まずは良いお医者様を探すこと。



これがすごく大事だなと思います。

日本アレルギー学会のHPで全国の専門医を探すことができますよ。

日本アレルギー学会の専門医




ただ、
ここに名前が載っていてもいまいちな先生もいらっしゃいます。

合う合わないもありますから。



私は専門医の中で更に指導医の印が付いている先生を受診したことがありますが、

私にとってはイマイチでした。



これに関してはまた別記事で書こうと思います。

いまいちピンと来なかったら新しい先生を探して受診したほうがいいかなと思います。




さらっとアレルギー発覚までの経緯を書きました。

これから少しずつ食物アレルギーネタの記事を書いていこうと思います。




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